灰分

 


灰分・無機質・ミネラル

 

灰分とは、ミネラルの総量を表していると考えられているもので、直接灰化法で燃やしたときに残った量です。
 

直接灰化法とは、550~600℃で直接空気中で熱することによって、有機物を全部除去して残存したものの総量を測定 = 灰分 

 

□ 硬組織の成分になる

 

  カルシウム・マグネシウム・リンなどは、骨・歯などの主成分となる

 

□ 軟組織の成分になる

 

  鉄・リン・カリウムなどは、たんぱく質と結合して筋肉・皮膚・神経などに存在しています。

 

□ イオンとして、体内の様々な調節を行う

 

  ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン・マグネシウム・マンガンなどは、浸透圧の調節、酸塩基平衡の維持、筋肉や神経などへの情報伝達、酵素反応の活性化、血液凝固因子作用に関与しています。
 

  過剰摂取のリスク

  ミネラルの中で過剰摂取である可能性が1番高い栄養素は、ナトリウムなので、過剰摂取は高血圧を代表とします。

  摂取不足のリスク

  代表的な欠乏症は、
カルシウム→骨粗鬆症・骨軟化症
  鉄  →貧血(多いのは鉄欠乏性貧血)
  亜鉛   →味覚障害・皮膚炎

  注意事項

  ナトリウム以外のものは、不足の可能性の方が高いので、食事では十分な量を摂取する自信がない方はサプリメント等により摂取することも大切です。

                           

□ 灰分が多く含まれる食品

 

動物性食品 g/
100g
植物性食品 g/
100g
カニ加工品(がん漬) 31.3 精製塩 100.0
干しエビ 24.1 ベーキングパウダー 41.8
かたくちイワシ(田作り) 12.5 カットワカメ(乾) 27.6
ほたて(貝柱) 8.2 寺納豆 17.4
鶏卵/全卵(生) 4.2 淡色辛みそ 14.2

 

□ 灰分の食事摂取基準

 

  灰分はミネラルの総量です。ミネラルは各ミネラル別にページ作成しておりますので、ここでは食事摂取基準を省略します。

 

□ 灰分の摂取・こんな人におすすめ

 

  スポーツをしている方
成長期
閉経した女性
ふらふらしてしまう方
倦怠感のある方
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