三大栄養素・脂質

 


脂質・ lipid  

  三大栄養素の1つです。

 

□ 体温を保持する

 

  脂質は炭水化物やたんぱく質が働いて作り出した熱を守り、体脂肪として一定の体温を維持できるようにする働きがあります。

 

□ 脂溶性ビタミンの吸収を促進

 

  脂質と結びつくことで、脂溶性ビタミンの吸収率が上がり、エネルギーになる働きと体内の流れをスムーズにする働きがあります。

 

□ エネルギーの生成

 

  脂質は空腹時、少量でも多くのエネルギーを作り出すことができる効率の良い栄養素です。その時に使われる経路は *1 β酸化です。このとき使われなかった脂質は、多くが中性脂肪となって体に貯蔵されます。
 

 

  *1 β酸化空腹時にエネルギーを獲得するための代謝経路。脂肪酸の炭素をカルボキシル基側から2コずつ切り離してアセチルCoAを作り出します。このアセチルCoAがTCA回路に入ってオキサロ酢酸と結合したり、肝臓でケトン体となって脳や筋でエネルギーとして使われます。

  過剰摂取のリスク

  肥満、メタボリックシンドローム
糖尿病
脂質異常症
動脈硬化

  摂取不足のリスク

  脳出血
痩せる
疲れやすくなる
体力低下
皮膚炎

  注意事項

  あまり不足することはないので、過剰摂取に注意が必要です。

  

 

□ 脂質が多く含まれる食品

 

動物性食品 g/
100g
植物性食品 g/
100g
牛肉/ばら(和牛) 50.0 マカダミアナッツ 76.7
生クリーム(乳脂肪) 45.5 油揚げ 33.1
豚肉/ばら(生) 34.6 クロワッサン 26.8
鶏卵/卵黄 33.5 アボカド 18.7
さんま(生) 24.6 えだまめ(ゆで) 6.1

 

□ 脂質の食事摂取基準


 

  脂質の目標量(中央値使用)をエネルギーに換算すると、
(例)18~29歳 女性 推定エネルギー必要量 1950kcal/日 の場合
1950kcal × 0.25 = 487.5 kcal
一日当たり487.5kcalを脂質から摂取することになります。

 

□ 脂質の摂取 ・こんな人におすすめ

 

  痩せている方
疲れやすい方
体力が低下している方
COPDの方

 

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